
直葬って普通の葬儀みたいにお経は読まないの?
こんな疑問に答えていきたいと思います。
この記事でわかる事
- 直葬は読経なしでもできるのか
- 直葬でお経を読んでもらう事は可能なのか
- 直葬でお経を読んでもらう方法
- 炉前読経について
- お坊さんに渡すお布施について
- お坊さんの手配の仕方
この記事を読めば、直葬の読経について理解する事ができます。
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直葬はお経を読まなくてもできるの?
直葬はお経を読まずとも葬儀を完結することができます。
葬儀というと一般的なイメージでは、僧侶が手厚く読経している姿を想像しますが、直葬においては読経はありません。
そもそも、直葬プランには僧侶による読経が含まれていないのです。
なので、喪主側からの要望がない限り、僧侶が出向いて読経するということはまずありません。
直葬でお経を読んでもらう事は可能です
直葬は本来、お経を読まずに葬儀を執り行う形式なので一般的にはお経を読むことはありません。
ただ、希望すれば火葬炉での読経となりますが可能です。
この場合、読経の時間は火葬場の関係で10分程度になる事がほとんどなので注意してください。
絶対に覚えておいて欲しいポイント
読経を希望するのであれば、まず1番最初に菩提寺に相談するようにしましょう。
直葬をあまりよく思っていない菩提寺もあり、直葬を執り行うと納骨拒否をされる事があるので注意が必要です。
直葬を執り行って、菩提寺から納骨拒否をされるケースは多くあります。
納骨拒否された時の対策は以下の記事で解説しています。
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炉前読経ってなに?
炉前読経は、火葬場で火葬前に僧侶にお経を読んでもらう事を言います。
地域にもよりますが、炉前読経が行えない事があるので注意が必要です。
炉前読経ができない理由は2つ。
- 炉前読経の習慣がない地域
- 火葬場の事情によるもの
地域によっては、炉前読経の習慣や僧侶が火葬場に出向く習慣がない場合があります。
その場合は、炉前読経をする事ができません。
そして、火葬場は時間の制約が多く、地域に1つしか火葬場がない地域などは炉前読経の時間を設ける事すらできない場合があります。
炉前読経ができない場合は出棺経をする事もある
出棺経は、出棺前の15分ほどお経をあげる事を言います。
直葬で炉前読経ができない場合は、出棺経をしてもらえるか相談してみてください。
直葬で僧侶に渡すお布施の相場はいくら?
直葬で読経の為に僧侶を呼ぶ場合はお布施が必要になります。
費用の相場は以下の通りです。
- 菩提寺に頼む場合は10万円〜50万円
- 菩提寺でない場合は10万円前後
となっています。
菩提寺と菩提寺ではない場合でお布施の額に差が出るのは、「葬儀だけの付き合い」なのか「葬儀後も付き合っていくのか」によるものです。
直葬で読経する時のお坊さんの手配の仕方
直葬の際に読経してもらうお坊さんを手配する方法は以下2つです。
- 葬儀社に紹介してもらう
- ネットで探す
1つずつ解説します。
葬儀社に紹介してもらう
現在は、葬儀社でも僧侶を手配する事ができます。
葬儀社から紹介される僧侶の場合、メリットが2つあります。
- お布施の費用が抑えられる
- 安心して任せられる
葬儀社から紹介される僧侶は、定額で読経してくれるのでお布施の費用を抑える事ができます。
そして、直葬を理解し、気持ちのこもった読経をしてくれるので遺族も安心して読経を任せる事ができます。
ネットで探す
葬儀社から紹介してもらえなかった場合に活用するのがネットです。
「僧侶 手配」などでネット検索をすると、各宗派に対応した僧侶を手配する事ができます。
もちろん直葬でも僧侶の手配が可能で、費用も定額制となっています。
【まとめ】直葬(火葬式)は読経しないの?お坊さんにお経は読んでもらうのは可能?
今回の内容をまとめていきます。
- 直葬では基本、僧侶による読経はない。
- しかし、遺族側からの希望があれば読経をすることは可能。
- 読経は炉前読経か出棺経になる。
- 僧侶を頼む場合は、菩提寺があれば菩提寺に最初に相談する。
- 菩提寺が拒否した場合は、葬儀社からの紹介やネットで僧侶を手配する事ができる。
- 僧侶に渡すお布施は「10万〜50万」が相場。
- 葬儀社からの紹介やネットで手配した場合の費用は、3〜5万円になる。
近年は無宗教の方も増えていて、読経をせずに直葬を執り行う方も多いですが、逆に直葬でも読経をお願いする人が多いのも事実。
どちらにしても、大切なのは故人を偲ぶことです。
その事を忘れず最期のセレモニーに参加していただければ良いでしょう。